SPXLを取り扱っているDirexion社にて複数のレバレッジ型ETFが償還されてしまいました。(SPXLは大丈夫)

日本でもSPXL等のレバレッジ型ETFが大人気ですが、償還されてしまうと「今は相場が悪いが入金無限ナンピンして株価が上がるまで凍死していよう」という作戦が使えなくなってしまいます。

これはいきなりではなく数日前からこちらのツイートにあるようにその兆候は出ていたようなので逃げれる人は早々に逃げていたことでしょう。
レバETFは先物を使ってレバレッジをかけているのですが、今回償還されたETFはその先物の流動性が低下し原資産との乖離が大きくなってしまったためなどと言われています。

SPXLはS&P500の先物を使ってレバをかけているので流動性は大丈夫そうな感じもしますが(本当は大丈夫ではないかも)、もしかしたら別の要因から償還の可能性が出てくるかもしれません。

米国では2009年頃から、「レバETFは個人投資家に適さないため米国1940年会社投資法(米国における投資ファンドを規制する法律)の対象外とするよう」にSEC(証券取引委員会)が動いており、今回の暴落でレバETF保有者が死屍累々となった場合はその動きが加速する可能性もあると思います。

「いや、レバETFなんて自己責任で買ってるんだしそんなことで規制されないだろ」なんて思う方もいるかもしれませんが、デイトレーダーが大損した結果、銃を乱射し複数人殺害したアトランタ銃乱射事件があった後に行われたデイトレード規制(Pattern day trader:証拠金取引を行う場合、口座に最低限の資産が必要であり、その資産を下回ると資産が回復するか定められた日数が経過するまで取引できなくなる)など、社会的に悪影響と考えられたら規制されてもおかしくないと思います。

そもそもSPXLというのは本当に卑しいETFなんですよね。

正確にはSPXLに資産の大半をぶっこむような人間はですが。

SPXLに資産の大半をぶっ込んでいるような人は、個別銘柄の分析はやりたくなく、何も考えずに気絶して入金できるような投資先が欲しいが普通のETFだと儲けが少ないし…という、欲まみれだが辛いことはしたくないという人間の弱い部分をそのまま体現したような人種なんですよ。

「世界最強の米国株なら入金し続ければいずれは大きく上がるし、大きく上がるのならレバ掛けたほうが得やん」とでも考えたのでしょうか。

その結果、暴落時に償還に怯えるという本末転倒な結末を迎えています。

まあ、本当に償還されるのかどうかなんて誰にもわかりませんし、信じて買うのも一計だと思うので地獄の底まで付き合うのも有りなんじゃないですかねー。