6日、SMBCコンシューマーファイナンスから面白い調査結果が発表されました。
よくある、「貯蓄が減って~」「賃金が増えてない~」っていうやつです。

 

SMBCコンシューマーファイナンスは6日、30~40代の金銭感覚に関する調査結果を発表した。「現在の貯蓄額がゼロ」と答えた人が前年比6ポイント増の23.1%になり、平均貯蓄額も同52万円減の195万円に低下。同社は「景気回復が働き盛りの賃金上昇につながっていない」と分析している。



さて、この結果を受けてツイッターでは色々騒いでいる人が多いですね。




こういう調査は単年だけの結果を見てもその実態を把握することはできません。
ニュースだけ見て騒いでいる方々は典型的な"マスコミに踊らされる人"でしょう。

このSMBCコンシューマーファイナンスの"30代・40代の金銭感覚に対する意識調査"は2017年から3回行われていましたので、過去の調査結果も含めてざっくりまとめてみました。
SMBC調査

グラフにしてみますとよくわかりますね。

なぜか2018年は貯蓄ゼロの層が急激に減っていただけなのです。
しかも、2017年と2018年の比較では、1~50万円以下も微減しており、その分300万円超、1千万円超世帯の割合が急増しています。
そして、2018年と2019年の比較では貯蓄ゼロ以外が全体的に微減し、貯蓄ゼロの割合が6%増加しています。

なぜ、たった1年で貯蓄がゼロになった人が急増したんですかね…(Kちゃんまんは数日でマイナスになりましたが)

ちなみに、同調査の現在貯蓄できているお金の調整平均額は、

2017年 132万円
2018年 247万円
2019年 195万円

となっています。

確かに2018年と比較すれば減ってはいるんですけど、、、
逆に、2017年から2018年では115万円も増えているわけで、、、


ちなみに金融広報中央委員会が2018年に行った調査では二人以上世帯で30代、40代の金融資産無しの割合はそれぞれ17.5%、22.6%でした。

金融資産あり世帯の保有資産の中央値(平均値)は30代で500万円(810万円)、40代で800万円(1,238万円)でした。(こっちの方が大分現実的か)


なぜここまでの乖離が生まれたのかはわかりませんが、Kちゃんまんが思うに、SMBCと金融広報中央委員会の調査方法の差であると考えます。

SMBCはネットリサーチの会社に調査を依頼しています。
調査会社のモニター会員はアンケートに答えるとポイントがもらえるという仕組みになっていると思いますが、普通に考えてアンケートのポイント乞食は低所得者が多そうです。
もちろん、高所得者もいるでしょうが、割合として。

一方、金融広報中央委員会は訪問と郵送によりアンケートの調査を行っていますが回収率は44.7%と芳しくありません。
ある程度、しっかり資産を把握している人やマメな人、そこそこお金を持っている人じゃないと回答する気にならないのだと思います。

ってことで、こういう調査結果を真に受けて一喜一憂するのはやめた方が良さそうですね。